どーももみじ先生です!!
今回のテーマは、『財形貯蓄』です。
新任の先生や公務員、サラリーマン、財形貯蓄と既に契約している方のための記事です。
僕は、新卒1年目のときに『勝手にお金貯まるからいいよ』と勧められて契約しました。
僕みたいな新卒ピカピカ先生には、放課後、職員室にいろんな金融の営業が来るんですよね笑
そして、僕みたいな純粋で真面目な先生は、素直に聞いて
- 先輩もしてるしとか
- 給料天引きで勝手にお金貯まるってステキとか
- 未来に備えるためとか
思い、いろいろ契約させられてしまうんですよね笑笑
助けてよ。周りで見てる先輩先生たち!!笑
あの営業の人たちは、多分僕のことをお金を持ったカモに見えてたんでしょうね笑

当時僕は、見事にカモられました。契約して後悔したのは2つあります。
- 財形貯蓄
- 貯蓄型外貨の生命保険(後日クーリングオフで損しなかったのが救い)
財形貯蓄については、元本はあるからいいんですけどね笑
生命保険については、契約した(クレジット決済で契約済)後によく考えたら、『まだ俺死んでも誰も困らんからいらん』って思いとどまったからクーリングオフで契約解除できました!よくやった俺!
貯蓄型の生命保険の落とし穴についてはこちら

そこから2年経ちお金の勉強を始めて、改めて自分の財形貯蓄について考えたところ、、、

これはいらん。速攻解約や!!
ということで2020年夏に解約しました。
この記事では、財形貯蓄のメリットにも触れつつ、僕が気づいた大きな2つのデメリットについて解説していきます。そして、まだ計画段階ですが、財形貯蓄を解約した後、僕がどうしていくのかも少し触れたいと思います。
何も知らないまま契約してしまわないように、参考になれば嬉しいです。
財形貯蓄とは
ざっくりとまとめると
給料から天引きで、毎月定額貯金ができる
公務員やサラリーマンのためのものです。
用途によって3種類の財形貯蓄があります。
- 一般財形(使い方は自由)
- 住宅財形(家の購入に使える)
- 年金財形(老後資金に使える)
僕は初めて説明を受けたとき
自分のお金やのに使用制限あるってどないやねんってなりましたけど

毎月給料から直接貯金してくれるし、まあいいかな。
と思って一般財形と住宅財形を契約しました。
もちろん。やってたときは、メリットも感じました。
そのことについて今から感じたことを見ていきます。
財形貯蓄のメリットは2つ
①給料から天引きで貯金ができること。
おすすめの貯金方法としてよく紹介されるのが、
貯金する分を一番最初にとっておくことです。
財形貯蓄では、給料が自分の手元に届く前に勝手に天引きされるので
契約すれば、自分で決めた金額を毎月自動的に貯金することができます。
これは、
- 何も考えずに貯金ができる点
- 貯金する手間が省ける点
において大きなメリットです。
自分が持ってたらお金全部使っちゃう!!そんな人にとっていいですよね!
そして、給料天引き貯金が財形貯蓄最大のメリットなんです!
②利子などにかかる税金がお得
住宅財形と年金財形では、利子にかかる税金が非課税になります。
(一般財形では、非課税にならないので注意。)
新卒の僕は、

税金が非課税!?
それって普通に貯金するよりお得そう!
と思って住宅財形と契約しました。
でも今どれくらいお得になるか考えてみると
そもそも僕が契約していた住宅財形の金利は、0.01%(財形によって違うあくまで僕の)
これは、100万円を貯めていると100円の利息がもらえる利回り。
そこに本来ざっくり20%の課税がされるから
利息は、100円×(1ー0.2)=80円になる。
つまり100万円貯金してて
なんと年間20円税金がお得になる!!
ん?
なんかネット銀行の普通口座の方が利息高いような、、、

以上が財形貯蓄のメリットです。
メリットまとめ
他にもいろんなメリットがあると思いますが、
全部パッとしないですね。。。
- 金利が普通の銀行より高い(ネット銀行のほうが高い)
- 財形給付金がもらえたりする(しょぼくて実感なしレベル)
今思うと

自分で貯金できるのに、なぜ契約した?
と思います。
次に、解約した理由であるデメリットを見ていきます。
財形貯蓄の大きなデメリット2つ
一応、勝手に貯金できるから契約していてもいいかなって思ってたんですが、
そうもいかなくなった大きなデメリットを見ていきます。
①引き出すのが、ちょーめんどくさい
財形貯蓄を引き出すには、手続きが必要です。
キャッシュカードで自由に引き出すなんてできません。
とにかくこれが、一番めんどくさかった。。。

車を買うときに一般財形を全部引き出したくて
気づきました。自分のお金なのにありえない。
まず、引き出し方を知らないから電話する。
職場でよくわからん書類を作ってサインを4箇所くらいにする。
職場の財形担当さんに提出して、一番近い窓口に行って
そこで30分くらい待って、現金をもらう。
自分のお金がこんなに遠くに感じることは初めてでした。
自由に使えるはずの一般財形でこのめんどくささ、、、
住宅財形や年金財形はどうなるんだ、、、
現金資産のメリットは、
すぐに引き出して使えることなのに
現金で預けてるはずの財形貯蓄は、すぐに使えない。
うーん。残念!!
②利子が低い
財形貯蓄のお金は
立派な金庫に入れているようなお金ですが、
利子が銀行の定期預金とたいして変わりません。
非課税や給付金などを合わせても
年間の利回りは、賢く資産運用する足下にも及びません。

当時の僕は、それでも銀行より高いと思って契約してしまいました。
ネット銀行を知らなかったから。
デメリットまとめ
財形貯蓄のデメリットをまとめると
- すぐに引き出せなくて
- 金利が低い
貯蓄です。
これは、僕のお金の考え方と合いませんでした。
僕のお金は、2つの種類に分けて持っています。
- 普段の生活のお金や緊急時に必要なお金
- 将来使うためのお金
①の普段の生活のお金や緊急時に必要なお金は、
いつでもどこでもすぐに使えるお金にしたいので
現金か銀行預金で持っています。
②の将来使うためのお金は、
できれば、少しづつ増やしていきたいので
株式や投資信託、債権などの年利3〜5%で運用できる資産で持っています。
財形貯蓄は、
僕にとって
②の将来使うためのお金です。
それなのに、
金利が低く利回りも低いです。(ネット銀行に預けている方が良さそう。)
目的と方法が合ってないことがわかったんです。
財形貯蓄を解約してどうするか
これまで、毎月2万円ペースで財形貯蓄を続けてきました。
現金や銀行預金で保有していく予定はなく
2通りの使い方で迷っています。
- iDeCoを利用して自分年金を作る。
- 高配当株で自分年金を作る。
手堅くiDeCoを使うのも良いんですが、
60歳まで引き出すことができないのが少し怖いなと思って悩んでいるところです。
ちなみにiDeCoは、給料の天引きができることもあります。
いずれにせよ年金のために運用することは決まっているので、
これから考えて決めたいと思います。
財形貯蓄まとめ
財形貯蓄は、契約しなくても良いです。
大きなメリットは、
給料から天引きで貯金できることだけです。
金利もネット銀行とどっこいどっこいかそれ以下。
そして、大きなデメリット
引き出すのに時間がかかり労力も使う。
正直今使ってる楽天銀行の方が圧倒的に使いやすいし、金利も良いです。
給料天引きだけの理由で、契約しているのが
バカらしくなりました笑
新卒公務員さん教員さん、財形貯蓄は、おすすめしません。
もう既に契約している方も、一度財形貯蓄について考えてみてはどうでしょうか!
最後まで読んでいただいてありがとうございました!
では!
コメント
[…] […]